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コンテキスト思考~コミュニケーション編~
こんにちは、リアルナです。
本日は、近年ビジネスシーンで注目されている重要な概念
「コンテキスト思考」についてお話しさせていただきます。
“コンテキスト”って聞いたことがありますか?
辞書では「背景・文脈・前後関係」と説明されています。
■事実の裏側にある背景 これを読み取るのが、コンテキスト思考です。
あらゆる物事は
「事実(コンテンツ)」と「裏にある背景(コンテキスト)」
で成り立っています。
この二つの一番の違いは、事実は目に見え、背景は“目に見えない”ということです。
コミュニケーションを図っている時に、
「話がかみ合わないな…」「正しく理解されていないな…」と感じることはありませんか?
それは、もしかしたら「事実(コンテンツ)」だけを追った
コミュニケーションをしているからかもしれません。
「なぜこの人は、こう言っているのか?」と発言の裏側を思案すること、
これが「コンテキスト思考」なのです。
■コンテキストが違えば意味が真逆に 例えば、「明日晴れるかな」という文節。
遠足に行きたい子供は「晴れてほしい」という意味で使いますし、
運動会に出たくない子供は「晴れてほしくない」という意味で使います。
同じ言葉でも、コンテキスト(背景)が違えば意味は真逆になるのです。 相手のコンテキストをしっかりと理解・把握することで、コミュニケーションミスを
防ぐことができます。そして話が早いので「自分を理解してもらえている」と、
信頼感を相手に持ってもらえる作用もあるのです。
■コンテキスト思考の身に付け方 観察力と洞察力を身に付けることです。
頭の中で習慣化・定着化してはじめて。
当たり前に使いこなせるようになるには一定期間 目の前にあるあらゆる事実に対して、その背景にあるコンテキストを思案することを習慣にしてみてください。
「事実」と「背景(コンテキスト)」の二項対立で考える習慣が身に付けば、
あなたがこれまで見ていた“事実だけの世界”とは比べ物にならない広い視野で物事を
見ることができるようになるはずです。
コンテキスト思考が備われば、コミュニケーションスキルの向上だけでなく、
物事に新しい“価値”を生み出すことができます。
次回「コンテキスト思考(ビジネス編)」でまたお会いしましょう。
リアルナではお客様が従事している業界や職種に合わせて、
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