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コーチングスキル~促進編~
こんにちは、リアルナです。
メンバーやチームがよりチカラを発揮できるマネジメントスキル“コーチング力”。
前回は“傾聴編”として、いかに聴くことが大切かというお話しをしました。
今回は、スキルや能力をより“促進”させるコーチ型アプローチをご紹介します。
■質問(視点を変えるスキル) 知りたい事・確認したい事があれば、質問する。
というのが基本的な会話の流れですが、
コーチ型アプローチの場合は、
『相手に考えさせる』『気付きを促す』ことを目的に
質問をします。
その結果、新たな行動を引き出すことができ、一歩前進できるのです。
【コーチ型アプローチの具体的な質問方法】 1.視点を変える:「あなたが相手だったらどう感じますか?」
2.選択肢を広げる:「他にはどんな対策がとれるでしょうか?」
3.気付きを促す:「今回の失敗をどのように次に活かしますか?」
■提案(前身させるスキル) コーチ型アプローチに対して、「受け止める」「待つ」などと“
受け身”な印象を持たれることが多いのですが、少し違います。
成長を促すのが役割とはいえ、全てを“任せて”しまうと成長スピードは鈍化。
必要と感じるときには、提案を通して相手に働きかけます。
【コーチ型提案の特徴】 ・上司の都合ではなく、相手の成長のために行なう(新しい視点の提供、行動をサポート)
・押しつけない(提案する前に提案が必要か、提案してもいいかの許可を取る)
・提案内容を採用するかどうかの選択は相手に委ねる(責任とやる気が生まれる)
相手の自律性を尊重することに大きな特徴があります。
■承認(成長を促すスキル) “承認”とは、相手に現れている変化や違い、成長や成果にいち早く気付き、
それを言語化して相手にはっきり伝えることです。
注意が必要なのは、承認=褒める・賞賛だけではないこと。
あくまでも、変化や成果を事実として伝えることで、
自分自身の成長を認識でき次へのモチベーションへと繋がるのです。
これを『アクノレッジメント』と言います。
【褒め言葉・称賛】 「すごいね!」「勉強家だね」「わかりやすかったよ」
【アクノレッジメント】 「結論から話すようになったね」
「マーケティングの勉強も始めたんだね」
「この1年、目標を達成し続けているね」
最も効果的なアクノレッジメントは、
相手が自分ではまだ気付いていないことを察知して伝えることです。
この場合、自分のことをしっかりと見てくれていることが伝わり、信頼も生まれます。
まずは目の前の相手に興味を持ち、
「この人の成長や成功のために、今最も必要な関わり方はどのようなものだろう」
という視点を持つことで、コーチングスキルは大きく変わって来るでしょう。
リアルナではお客様が従事している業界や職種に合わせて、
体験型の研修カリキュラムの立案を行ないます。
ご興味がある方はお気軽にご相談ください。