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コーチングスキル~傾聴編~
こんにちは、リアルナです。
今回は、メンバーやチームがよりチカラを発揮できるマネジメントスキル
「コーチング力」についてお話しさせていただきます。
このコーチング力は特段新しいビジネススキルではなく、
効果的に後進を育成している人のコミュニケーションを観察し、
その特徴を体系化したものです。
コーチングスキルは細分化すると100以上あると言われていますが、
その全ては【3つの目的】を意識して適用されています。
【1】相手の自律性を促す
【2】相手のチカラを発揮させる
【3】相手の成長を促進する
普段の何気ないコミュニケーションも、この3つの視点で見直すと、
メンバーやチームをうまく活かせるマネジメントスキルに進化させることができます。
数あるコーチングスキルの中でも、最も大事なのが「傾聴」
つまり「話を聴く」こと。
『コーチ(指導)=何かを伝える』では知識は備わっても、人は動きません。
代表的なスキルをご紹介します。
■ペーシング(安心感を築くスキル)
リーダーがメンバーに行動を促した際、
メンバーが抵抗感を持つかそれともスムーズに行動に移せるかは、
リーダーとの間にある安心感が大きく影響します。
威圧的に指示されると、誰でも「ん?」となりますよね。
では安心感を与えるためにはどうすれば良いのか。
それが「ペーシング」です。簡単にいうと相手に合わせること。
呼吸のリズムやスピード、使う言葉、話の内容、声のトーン、姿勢や表情などを
相手に合わすことで、人は“同じ”であることに安心感を覚えるのです。
心理学でも、親近感や好感を抱かせるテクニックとして「ミラー話法」を提唱しています。
■傾聴(アイデアや行動を引き出すスキル)
聴きながらアドバイスを考えたり、結論を急ぎ、話の展開やオチを先読みしたり……。
「キチンと聴く」ということは、案外難しいものです。
コーチ型アプローチでは、以下のポイントを念頭に意識的に聴くことで、
相手のパフォーマンスを上げる聴き方を目指します。
・聴かれることによる安心感を醸成する
・相手のアイデアや経験、情報を引き出す
興味を持って話を聴いてもらっているという安心感は、
自由な思考や自発的な行動につながります。
誰かに話をしているうちに、話し始めには思いもつかなかった解決策やアイデアを
思いついたという経験はないでしょうか。
人は話をするとき、実は自分でも自分の話を聴いています。
この作業により、自分の考えていることやアイデアに気付くことができるのです。
そのような気づきやひらめきを引き出す聴き方ができれば、
部下の能力はいかんなく発揮されるでしょう。
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