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ターゲティング
こんにちは、リアルナです。
本や新聞・雑誌・街頭広告、紙媒体やweb媒体・ニュースアプリ……。
世の中は驚くほど活字(読み物)で溢れており、
日々みなさんの目に入って来るかと思います。
ですが、そのどれくらいが印象に残っているでしょうか?
広告や読み物には、必ず狙いたい“ターゲット”(目標)があります。
これを『ターゲティング』と言い
本来はマーケティング用語で“勝負する市場を選ぶこと”を指します。
これはマーケティングや広告に限った話ではなく、
“誰かに何かを伝える時”に非常に有効な作業です。
■みんなに伝えたいは、誰にも伝わらない
誰にでも言えることって、基本的に心に響きません。
「ここだけの話」「あなただからこそ」感があって、
はじめて自分事として捉えてもらえます。
もちろん、市場全体をターゲットとする場合もありますが、
それでも“仮想ターゲット”を設定し、その市場・層に向けて発信するのは定石です。
■ターゲット次第で、伝える内容が変わる
発信できる情報には限りがあります。
なので、限られた文字数で出来るだけ多くのメリットを伝えたい。
可能な限りムダな情報は排除すべきです。
突飛な例ですが、秋葉のオタクをターゲットにしたメイド喫茶の広告で、
「秋葉原ってこんな所!」という情報は必要か?ということ。
ターゲットが明確であればあるほど、出す情報が精査できます。
だからこそ、ターゲティングが大事なのです。
■一方的に提示する文章は、読んでもらえない
たくさん書けば、それだけ魅力を伝えられる!
と考える人が多いですが、相手から提示された文章は基本的に読まれません。
保険会社で契約時にもらう分厚い約款、全部読みましたか?
最初の1分、最初の1ブロックが勝負です。
■人の心を動かす何かは、ラブレター
最初にお伝えした「あなただけ」感に通じるのですが、
マスに向けた広告も作り手はたった一人の仮想ターゲットに向けて制作しています。
たった一人の心も動かせられないのなら、大勢の心は動かないということです。
また特定の人物を想定した方が、表現が断言的になりますし、限定的になります。
心を動かし、行動に移してもらうためには、パワーが必要です。
ですから、広告業界では『広告はラブレター』と言われています。
上記が、日々目にしている広告や文章のほとんどが記憶に残っていない理由。
ターゲット外であるため、言葉が響かないのです。
大規模街頭広告も、明日のプレゼン資料も、理論は同じです。
本当に伝えたいたった一人の“誰か”が、理解し・心が揺れ・行動に移してくれれば大成功!そんな文章・デザインを駆使して、制作していきましょう。
リアルナではお客様が従事している業界や職種に合わせて、
体験型の研修カリキュラムの立案を行なっています。
ご興味がある方はお気軽にご相談ください。