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バックトラッキング~すぐ実践できる聴き方のスキル~
こんにちは、リアルナです。
あなたが安心感や好感、信頼感を感じる方はどんな方ですか?
あなたの話をよく聴いてくれたり、理解してくれたり、自分を「分かってくれている」
と感じる人ではないでしょうか?
では、どうすれば信頼関係を築く“聴き方”ができるのか。
今回は、すぐ実践できる聴き方のスキル
「バックトラッキング」についてお伝えします。
■バックトラッキングとは?
カウンセラーやビジネスのプロが活用する、実践的なコミュニケーションスキル。
NLR(神経言語プログラミング)の傾聴スキルです。
相手の言葉を繰り返して会話を進めていく技法で、
日本では「オウム返し」と言われています。
■バックトラッキングの効果
(1)否定や拒否などの違和感、抵抗感を打ち消す
(2)「大切にされている」という肯定的な感覚を与える
(3)相手の悩みや問題の整理を促し、あなたを貴重な存在と認識
なんと言ってもポイントは、相手が使った言葉をそのまま使うということです!
バックトラッキングは、会話中の相手の拒否や否定できる状態をなくす作用があります。
具体例を挙げると、「挑戦」をチャレンジと言い換えたり、
「向上心」を成長する気持ち、「健康」を体調など、些細なことではありますが、
発言する人によって微妙にニュアンスが違います。
少しの違和感から、「ちょっと違うな…」「話をきいてない?」「合わない」
などの否定の感情がうまれ、こうなると信頼関係を築くには難しい状況になるのです。
またバックトラッキングは、無意識の中でたくさんの「YES」
を引き出せる技法でもあります。
同じ言葉や単語を意識的に会話に盛り込むことで
「そうそう!」「そうなんだよ!」が蓄積され、
肯定感や大切にされている重要感を相手に与えることができるのです。
■バックトラッキングの種類
(1)事実を繰り返す
(2)気持ちや感情を繰り返す
(3)要約する
バックトラッキングが効果的とはいえ、
全ての会話をオウム返しにしていては、わざとらしく何より会話になりません。
ですから、バックトラッキングにバリエーションを持たせてみましょう。
事実・感情や気持ち・要約のどれが一番大事かというと、
会話の内容や場面によって異なりますが、どの種類でも外せないのが、
相手の使った言葉であり単語です。
実際に活用しようとすると、セリフが少し長く感じてしまう方もいます。
その場合は、相手のセリフの最後の言葉をバックトラッキングすれば大丈夫です。
仕事が出来る人、プライベートがうまくいっている人は、
得てしてコミュニケーション上手。
こう聞くと「話が面白いんだろうな」「話題が豊富なんだろうな」
とイメージしがちですが、話し方だけが上手なのではなく、
実は聴き方も上手なのです。
リモートワークで対面同様の関係性を築く、
『リモート トラスト』略して“リモトラ”。
リアルナの『リモートトラストアップ研修』では、
プロが活用する「実践的なコミュニケーションスキル」を学んでいただけます。
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