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伝えるチカラ~表現力~
こんにちは、リアルナです。
前回(文章力)・前々回(語彙力)と、“伝えるチカラ”についてお話ししてきました。
この2つを抑えたうえで、より“伝わりやすい”文章にするために必要なのが、
本日お伝えする「表現力」です。
まず、基本的に文章は「読まれない」ということを覚えておきましょう。
なので、いかに短く!いかにキャッチ―に!伝えられるかが、
ビジネス文書における最大の表現力と言えます!
表現に気を取られると、修飾に修飾を重ね文章が長くなりがちです。
たくさん書いて褒められるのは、小学校の読書感想文まで。
本職のコピーライターさんさえ、
文章を書くのではなく「(文章を)削るのが仕事」と言う程です。
■文章校正力を鍛える
まずは作成した文章を声に出して読んでみましょう。
同じ文末表現が続いていないか、何度も同じことを伝えていないか、1文1義を守られているか。音読でひっかかる部分は、まどろっこしい表現になっていることが多いです。
上から目線に聞こえないか、第三者に読んでもらうのも良いでしょう。
校正の過程を経るだけで、随分と仕上がりが変わります。
残念ながら「表現力」や「発想力」は、これまでの積み重ねから来るものなので、
一朝一夕で身に付くものではありません。
ですが、ポイントを押さえれば劇的に文章の質が変わる手法があります。
■VAKトレーニング
V(Visual)=視覚、A(Auditory)=聴覚、K(Kinesthetic)=体感覚(臭覚・味覚・触覚など)を意識しながら、文章を作成するというトレーニングです。
Vなら見たものの感想を、Aなら聴こえたものの感想、
そしてKなら懐かしさや恐怖感・緊張感を伝えられます。
1つの物事に対して、より多くの“視点”を持つことで文章をより多彩に仕上げることができるのです。人間は五感によって、あらゆることを認識していますから。
3回に亘り、文章による“伝えるチカラ”をお伝えしてきましたが、いかがでしたか。
ビジネス文書で必要なのは、あくまでも「分かりやすさ」です。
場合によっては、文章ではなく“箇条書き”の方が良いこともあるでしょう。
でもその判断が、ビジネス文書の表現力なのです。
読み手に配慮された文章は、必ず相手に伝わります。
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ビジネススキルは、早期に身に付けるに越したことはありません。
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