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PM理論⑧~真のリーダー論~
こんにちは、リアルナです。 7回にわたり、連載してきた「PM理論」。いよいよ今回がラストの配信です。〇〇能力、〇〇機能など仰々しい名称が登場しましたが、極めて平易にお伝えすれば“バランス”ではないかと感じています。 真のリーダーは、P機能(Performance function:目標達成機能)だけ高くても、M機能(Maintenance:集団維持機能)だけ高くても、結果を出し続けることはできませんから。
■PM理論は「パパ・ママ理論」?!
目標達成機能であるP機能は、父親のように力強いリーダーシップ。
集団維持機能であるM機能は、母親の母性のように受容してくれるリーダーシップ。
” リーダーには、父親のように時には厳しく指導してでも目標を達成させる力と、
母親のように何があっても支えるという受容性の2つの側面が必要だということです。
■リーダーシップに関する研究結果
米・心理学者が行なった、リーダーの行動を詳細に記述する質問票を用いた、
職場における観察調査やインタビュー。
結果、リーダーの半数以上の行動は「構造作り」と「配慮」の2つに
集約されることが明らかになりました。
「構造作り」というのは、組織が確実な成果を上げられるよう、
インフラを整えたり、部下の課題管理を徹底する行動を指します。
「配慮」というのは、部下と相互に信頼し合い、
より良い人間関係を維持しようとする行動を指します。
こちらもやはり、2面性がありました。
※ PM理論に当てはめると「構造作り」がP機能、「配慮」がM機能に該当します。
■PM理論総括
PM理論を知ることで、リーダー個人の強み、弱みを整理し、
足りない部分は伸ばしていくことができます。
また、PM理論を用いて、組織にいるリーダー陣の傾向を分析し、
組織の課題として把握することもできます。
PM理論を活用しリーダーの能力を伸ばすことで、
P機能、M機能をバランスよく兼ね備えた結果を出し続けるリーダーの排出を
可能になります。
また、組織という大きな目で見たときにP機能に長けた人材、
M機能に長けた人材をバランスよく配置することで、
チーム単位での高パフォーマンスを実現することができるのではないでしょうか。
成果を出し続ける組織には、良好な人間関係、結束したチームワークが不可欠です。
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