こんにちは、リアルナです。 今回は、知ってるようでよく分からない?!「ハラスメント」についてお話します。
■ハラスメント(Harassment)とは
「嫌がらせ」や「いじめ」と訳される言葉。
言動によって他者に不利益を与える・不愉快にさせる、どちらもハラスメントになります。与えるダメージが身体的なものでも精神的なものでも同じです。
行為者の意図は問題ではなく、相手が不快な感情を抱けばそれは“ハラスメント”になります。
一般社団法人日本ハラスメント協会は、ハラスメントの種類は30種類以上におよぶと提言。
職場で起こる可能性の高いハラスメント12選の種類と特徴について、今回はご説明します。
■パワーハラスメント 職場で起こるハラスメントとして真っ先に浮かぶのが通称パワハラ。
指導との線引きが難しく、個別の対応や状況に沿った客観的な判断が必要です。
■セクシュアルハラスメント こちらも有名選手。性的な言動によって不利益を受けたり、就業環境が害される通称セクハラ。
性別や年齢、プライベートや容姿について不必要な発言をしたり、身体に触れたりする行為が含まれます。
男性から女性に留まらず、女性から男性、また同性同士で行なわれる場合もあります。
■セカンドハラスメント 勇気を出してパワーハラスメントやセクシュアルハラスメントの相談をしたにもかかわらず、
周囲からバッシングを受けたり仕事の協力を得られなかったりする事態です。
セカンドハラスメントを恐れて声を上げられない社員も存在するといわれています。
■モラルハラスメント 身体的な苦痛ではなく、精神的な苦痛を与える嫌がらせ。
相手の意見を拒絶したり、わざと実行不可能な仕事を依頼したりと、外部からは見えにくい嫌がらせ行為を指します。
多くの場合、加害者に自覚はありません。物的証拠が残りにくく、
加害者は「自分は間違っていない」と見せかける傾向にあるため注意が必要です。
■リモートハラスメント 「特定の社員をWeb会議に参加させない」「映った部屋の様子を細かくチェックする」
など、オンライン環境下ならではのハラスメント全般を指すもの。
「リモート環境に慣れていない」「公私混同になりがちなリモートワークの特性」などさまざまな原因があります。
■ジェンダーハラスメント 男らしさや女らしさを強要するハラスメント。
たとえば「男のくせに酒も飲めないのか」「女のくせにお茶もいれないなんて」
といった発言や、性別への偏見を原因とした不公平な評価、採用や昇進機会の損失などです。
『知らなかった』では済まないハラスメント。
業績云々の前に、安心して働ける環境を守るために、
働くメンバー全員がハラスメントについての見識を深める必要があるでしょう。
リアルナではお客様が属する業界に即した、体験型の研修カリキュラムの立案を行なっています。
ご興味がある方はお気軽にご相談ください。